毎年、なんだかんだで500万円はもらっているようです。
うまいことやってるなと思いますが、私でもできるでしょうか?
(工務店・50歳・徳島)
施主さま向けの長期優良などとは別で、会社の助成金の話ですね。
うまいことやってるな、と感じますか…。感じますね。
助成金と補助金の違いとは?
まず、どんな業種業態であっても、何かしらの助成金・補助金の対象になります。
御社にも可能性があるということです。
■ 補助金 … 審査に通過しなければならないもの
という違いがあります。
その知人の社長さんは、国の政策を見ているとこんな補助金が出そうだ、と当たりをつけていると思われます。
なお、一度助成金や補助金を受け取った企業には、県や地方自治体の担当者から情報が来るようになります。
助成金や補助金を受けるときの基本
さて、受けるための基本から。
まず「納税していること」。赤字でも構いません。
注意が必要なのは、助成金や補助金が入金するのは早くても半年先であること。
いつお金になるかはよく確認してください。
その間の資金繰りも考えましょう。
工務店で使える助成金・補助金の例
では、何を利用するかです。
まずは「雇用に関するもの」をチェックしましょう。
例えば、60歳を超えた個人の大工さんが引退するという場合。
自社の社員として迎えると、人件費の2分の1の助成金が出ます。(一定の要件があります)
アフター要員、リフォーム要員としては貴重な戦力となるはずです。
また、バツイチの男性を雇う場合も助成金の対象です。(こちらも一定の要件があります)
「えっ? そうなの?」と思う方も多いと思いますが、確認する価値はあります。
これら雇用に関する助成金については、お近くの労働局・ハローワークで相談できます。
助成金の種類によっては、窓口が違う場合もありますので確認してください。
補助金なら、例えば「ものづくり補助金」。
雇用の助成金に比べるとハードルは高いのですが、採用されれば大きな金額が入ってきます。
こちらは申請期間が限られていますので、こまめにチェックしてください。
補助金には多くの種類があるので、ぜひ検討したいところです。
いま使える助成金・補助金の調べ方
国や都道府県の助成金・補助金については、中小企業基盤整備機構の「J-Net21」サイトの支援情報ヘッドラインで調べることができます。
参考 補助金・助成金・融資の検索 -中小企業基盤整備機構これ以外にも、各自治体(市町村単位)独自で行っているものも多くあります。
「○○市 補助金」などで検索してみてください。意外なものが見つかるかもしれません。
補助金については、第107回でも取り上げています。
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