とはいうものの、実はこれまで仕事一筋で、趣味らしい趣味はありません。
引退はしたいのですが、その後どうしたものでしょうか?
(工務店経営・業歴30年・愛知)
そうですね。
実は同じようなご相談が時々あります。
事業はうまくいき、借金もない。
自分は60歳で引退したい。
あとは後継に託したい。
夢ありますねえ。
ところが、仕事に打ち込み過ぎていたので、趣味らしい趣味がない。
こういう社長さんは、物事を計画的に実行するタイプです。
だから引退後の計画もきちんと立てようとするのですね。
そこまではOKです。
工務店以外の事業に興味はありますか?
一度、冷静に考えてみてください。
社長は「今やっている事業以外の事業もやってみたい」と考えますか?
それとも、「今やっている事業しか考えられない」ですか?
前者ならば「事業家タイプ」、後者なら「職人タイプ」の傾向があります。
「事業家タイプ」の方は、迷わず趣味として新しい事業を始めましょう。
あるいは誰かの事業を成功させる指導、コンサルのようなことでも良いと思います。
「職人タイプ」の方は、後継者に権限を委譲した上で、引き続き仕事をされたほうが良いのではないでしょうか。
忘れていたものはありませんか?
ところで、「今まで忘れていたけれど、そういえば実はこんなことをしてみたかった」というものはありませんか?
もしあれば、今の段階から少しずつ挑戦してみることをおすすめします。
例えば、バンドをやってみたかったのなら、ギターを始めてみる。
健康促進を兼ねて、山登りを始める、などです。
まずは行動を起こしましょう。
60代後半にはモノになっていますよ。
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