しかし周りにもそれをウリにしている工務店が多くあり、イマイチ強みになっていない気がします。
他社とどのように差別化すれば良いでしょうか?
(48歳・工務店経営・愛知)
自然素材をウリにしている工務店さんは非常に多いですね。
一般のお客さまから見れば、確かにあまり差を感じていないと思います。
まずは「具体的」な説明を
一口に自然素材と言っても、「地元産の木材をたくさん使っている」「外壁も内壁も漆喰を塗っている」「梁は現しにしている」など、具体的な見え方でお客さまの印象は変わります。
ですから、単に「自然素材を使っています」だけでは、訴求力は弱いと思います。
例えば「土台は米ヒバ、柱は木曽檜、大黒柱は8寸の欅を使っています」なんて言うと、具体的で分かりやすいですね。
大黒柱を入れてくれるんだというのも、お客さまにはインパクトがあります。
社長自身の言葉でストーリーを語る
また、なぜ自然素材をたくさん使っているのか、説明もきちんとしておきたいものです。
ホームページで、社長が語るページがありますね。
ここに「なぜ自然素材の家づくりにこだわっているのか」のストーリーを載せるのが良いのではないでしょうか。
ただし、ウソはダメです。本当にあった話にしましょう。
ウソは必ずどこかでバレます。
自分の実際の経験を綴った文章は、人の心に響きます。
どこまでも、社長ご自身の言葉で語るのがポイントです。
「文才が無いから」という言い訳はやめましょう。
プロが書いたようなきれいに整った文章より、むしろ社長の無骨な…いえ、「味のある文章」のほうが、お客さまには伝わるものです。
これが本当に良い意味で、確実に他社との差別化になります。
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